El día de la bandera
先週、9月26日、エクアドルではEl día de la banderaというお祝いでした。díaは「日」、 banderaは「旗、国旗」という意味。ということで、「国旗の日」。
これは本当にすてきな行事でした。
市役所のとなりにある公園広場に近くの学校の生徒たちが何クラスか集まり(おそらくこれはランダムに「何年生は参加して!」みたいに言われて参加しているとは思われますが)、軍隊も来て、荘厳なかんじでした。国歌が流れ、国旗の説明のアナウンスや学生による演説も。
改めて国旗の意味を知ることができる良い機会だし、自分の国に誇りを持つという心も育つ気がします。エクアドルに来て思ったのは、やっぱり自分の国はとても大切だということ。日本にいたときは感じなかったけど、便利とか発展しているとかそういうことだけじゃなく、もともと持っている日本人の性格や性質から培われた文化、習慣や社会、エクアドルで生活しているからこそ感じる日本や日本人のすばらしさも日々実感します。日本人としてのアイデンティティを改めて確認できます。
軍隊のえらい人のお話のあとで、となりにいた市役所の同僚は「Qué hermosa!!」(素敵、すばらしいわ!)みたいなことを言っていました。みんなちゃんと国に誇りを持っていて素敵です。
そして先週の金曜日は国が管轄する環境省(ministerio del ambiente)主催の街清掃イベントが行われました。それに市役所の参加者として私たちの部署も数人参加。
あとは国の公共事業部みたいなところで働いている人たちや、近くの高校生たち、もちろん環境省(サモラ市に拠点をおいて働く人)の人たちも数名参加していました。ふだん関わらない人と話すことができてこれはこれでおもしろかったです。
他の都市で活動する環境教育隊員のところでもこの日に同様に環境省主催の清掃イベントがあったらしく、環境省が各地方自治体に働きかけたイベントだと思われます。
街の中で、ゴミ捨て場になってしまっている川に近い草むらをお掃除。掃除する側になると「なんでこんなことするの?」と心底思いますが、ここはこういうイベントごとのときに定期的に清掃しているらしく(私が着任してからは初だけど)、それでもまた捨てられてしまうという場所。市役所でも「対策を・・・」と言いながらも、実際取り締まるのはなかなか難しそうです。
ごみ収集車もこのイベントのために特別出勤。このごみ収集車も毎日修理して騙し騙し使っているもの。運転手さんがこの前「Creo que mañana el camión grande se va a morir...」(たぶん大きい方の収集車、明日にでも死んでしまうと思うよ…)と上司に伝えてそのままほんとに故障。その週には他の大きい街に緊急修理に出かけていってしまいました。片道約1日かけて運搬。でもこの絵柄はかわいくて良いデザインだと思います。
そして今回はまた日本にはないフルーツを紹介。姿かたちはどちらもとても似ていますが、一応別の名前を持つそれぞれ別のフルーツ。
1つ目。「maracuya」(マラクヤ)。
2つ目。「granarilla」(グラナリージャ)。
丸い容姿を半分に包丁で切って食べます。どちらもこの中の部分をスプーンですくってそのままでも食べることができ、黒っぽい種のような部分もシャリシャリと食べることができます。でもマラクヤはジュースにしたり、デザートのソースに使ったり、ジュースをビールに混ぜて飲んだり、とバリエーション豊かな使い方をします。
味はどちらも酸味があってジューシー。特にマラクヤの方が酸味があるので、ジュースにすることが多いかなと思われますが、私はどちらもそのまま食べるのが大好きです。ジュースも好きだけど。10個で1ドル、激安。ほんとにフルーツがたくさんあって、しかも安い。オリエンテ地域の魅力の1つです。
だからみんな少しお腹が空いたときとかはフルーツを食べる習慣があって、これはとても健康的で良い食習慣だと思います。
さてさて、今週末から日本にすこ~しだけ一時帰国の予定です。日本で英気を養って、またエクアドルに戻ってこようと思います。
では~。