夏! サマー!!!

8月中旬頃で一応雨の季節(冬)は終わり、少しずつ晴れてきたかな…というかんじでしたが、それでもなんだか肌寒い日もあったりして、でも、9月中旬頃からここ2週間でやっと乾季っぽい天気が安定的に続くようになりました。f:id:reikomiyahara:20181001010139j:plain

 昼間はカンカン照りに晴れて暑い、朝晩は少し気温が下がりますが、肌寒いというほどではなく、気が付くと1日のどこかで雨が降ってすぐ晴れて…という私が任地に到着した頃の季節です。亜熱帯とはいえ、夏(とても暑い、8月~2月)と冬(雨が多く、肌寒くなる、3月~7月)の違いをしっかり感じるようになりました。

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昼間は何もしていなくても汗ばみます。でも私はエクアドルの中でコスタとシエラとオリエンテだったら、任地があるオリエンテのこの気候が好きです。コスタは、じめっとする暑さ、シエラは高山でまた日差しのかんじが少し違ったり、気温の差が激しく、シエラの景色もきれいですが、私にはオリエンテの気候が過ごしやすいです。 

そして、先日、他の街に住むボランティアがなんと2人も私の任地にあそびに来てくれました。

1人は、首都のキトからさらに北部に少しだけ行ったところにあるコタカチという所で数学の先生をするボランティア。ちなみに同期隊員の1人なので語学訓練時代からの仲間です。でも彼は現職教員制度を利用しているので、同期とはいえ、日本の年度末の学校の暦に合わせ、来年の3月に先に帰国します。

もう1人は、エクアドルの沿岸部の暑い地域、マナビ県の県庁でこの地の特産物の販促広報のお手伝いをしているボランティア。彼は現職企業派遣型という制度を使って参加しており、某お菓子メーカーの営業さんです。派遣期間は1年間。私よりあとに到着したけど、彼も先に帰国します。ちなみに3児のお父さん。

ちょうど私が今も週一で授業を行う学校でのクラスの日とかぶったので、授業をお手伝いしてもらうことになり、2人とも私の任地に南下してくるのにかなりの大移動、疲弊しながらも翌日1日私の活動に付き合ってくれました。習字道具を持ってきてもらって、習字の紹介もして、みんなに書いてもらったりしました。

ひらがなとスペイン語発音の変換表。すごい!!

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一応環境のお話しも少し。

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今学期初めてのクラスだったから、子どもたちにとっては、見慣れない日本人男性もいて、習字を書いて、おもしろい導入になったかなと思います。

f:id:reikomiyahara:20181001013636j:plainステイ先でお昼ごはんを出してもらい、疲労がたまっていたかんじだったので少し休んでから、職場へ。同僚数人に紹介し、最終処分場を見てもらい、ターミナルへ送って解散。

私自身も今後の参考になる良い機会でした。遠い中、最南部まで来てくれてありがとう~!

 

最近のステイ先は、お父さんお母さんがアメリカ滞在中でしたが、昨日無事に帰還。不在中は家はとっても静かでしたが、家の車の部品店は通常営業で息子たちがいつもと変わらず働いていたので、彼らの分と私の分と、平日のお昼ごはんは長女のパティが忙しい中、作りに来てくれていました。彼女の次男、大学生のJuan Diegoもだいたいパティに付いてお手伝い要員になり、お手伝い。大学生だしお小遣いはもらっているかもしれませんが、それでもパティのご用命に「ハイ、ハイ」と素直に応じ、そしてこの9月から学校にあがった末っ子アドレアンのお迎えと、えらいなぁと思います。ここでは親、特に母親の言うことは絶対。お母さんが黒と言えば黒だし、白と言えば白です。

私がお昼に戻るとだいたい学校終わりの末っ子5歳のアドレアンはステイ先で遊んでいるので、お昼ごはんを食べながら彼の様子を見るのもパティがお昼ごはんのために来てくれていた間は日課になっていました。やっぱりこのアドレアンは見ていてとてもおもしろいです。色が大好き、いろんな色を言えるし、絵を描くことも好き、中でもこの前からは虹を描くことにハマっています。そして先日初テストがほぼ満点だったらしく、母パティのテンションMAX、私がおもしろいなと思ったのは、魚とアイスとコーラの絵が描いてあって、どれが一番私たちの体に栄養がありますか?という問題。その問いに彼はしっかり魚を選び、その魚の絵をきれいに色まで塗っていました。やるぅ~。

 

今期は、まずは2校継続的に通うことにしています。1校はこの前紹介したフィンランド人ボランティアのメルヴィが活動していた学校。ここはメルヴィの最後の授業について行ったときに、先生がこれからも来てほしいというかんじだったから、来れる範囲で来ることになりました。この学校がある地域は、任地を流れるサモラ川の向こう側。川を渡って行きます。

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市役所からは歩いて20分くらい。

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ここの地域は週一で回収車が通るだけで分別もないし、それ以前にごみの落ちている量が多いなと感じます。ごみを燃やしているあとも道にたくさん。街の中心からそう遠くないのに、川に遮られていることが影響しているのか、少し発展が遅れているかなというかんじもするし、おそらく経済的にも少し格差を感じます。ということで、ここの子どもたちには直接的に環境教育の授業をするのはやめて、一緒に遊んだり、日本の話とか、遊びとかそういうことを中心にやっていくつもりです。そしてクラスの終わりにみんなでごみ拾いをするという方向性にしました。1回目のクラスはエクアドルでも大人気のドラゴンボールの話、2回目のクラスは折り紙をみんなで折って、色を塗ろうというお遊び、今回はピカチュウの折り方を紹介し、みんなで顔を書き、色塗り。そしてクラスの終わりにみんなで広場をごみ拾い。クラスも小規模だし、なんといっても先生が一緒に参加してくれるのが良いところです。

 

学校。

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折り紙の様子。

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この2人は他の小さな子の分までお手伝いしていました。

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ごみ拾い。

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彼は一番暴れん坊ですが、小さい子の面倒見もいいかんじ。

もうひとつのこれまで行っていた学校は初回は上に書いたように、少し分別の復習と隊員仲間と習字の紹介&体験、2回目のクラスはごみカードを使って分別の練習を行ってみました。

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やっぱりただ説明するより、考えながら実際にできるこういうアクティビティのほうが楽しんでもらえる気がします。ここの校長先生がこの前私の子どもへの接し方がとても良いと思うと言ってくれました。それだけでうれしかったです。エクアドルでは基本先生は割と日本に比べて高圧的というか、権威がある分、強面になって、厳しい態度・行動で接します。注意の仕方もこどもがもっと聴ける言い方、良い成長を促す注意の仕方があると思うんだけど、文化的なものも含めてそういう言い方はあまりしません。「そこまで一方的に怒らなくても…、そういう言い方しなくても…」と思うことがたくさんありますが、この先生はエクアドルにはないソフトな日本人の子どもたちへの接し方を感じ取ってくれていました。ありがたや~。このあたりは教育分野の隊員からもっといろいろ話を聞いて活動に生かしたいです。

そして 現在は市の中心教育機関に巡回申請を出しているところでもあります。申請先の教育委員会的なところからもこれからはアクティビティを混ぜて外とかでやってほしいと言われましたが、どんなかんじになるかはわからないけど、申請が早く下りますように。

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