2017年

今回で2017年は最後の記事です。

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少し振り返ってみると、今年はこれまでの人生の中でも変化の多い1年でした。3月末に5年勤めた会社を退職後、4月からJICAの派遣前訓練に参加。そこからはあっという間に過ぎていって、出発前の大切な時間を惜しみながら過ごしつつも、気づくとエクアドルに来てもう5ヵ月が経っています。あと数日で半年。早いです。早いんだけど、任地にやって来てからは4か月。いろいろ感じたり、考えたり、戸惑ったり、ヤンササでのこれまでのことがすべて4か月間の出来事だったと考えると、もっと経っているんじゃないかと感じるほど、内容の濃い4か月でした。

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これまでも節目節目で環境が変わることがあったけど、それは大学入学とか、就職とか、もちろんそのときはそのときで家族のサポートのもといろいろ選択していましたが、いずれにしても時間の経過で必然的に生じるもの。でも今回の変化は自然に生じたものというよりは自分で明らかに変化させようと思ってのことだったので、そういう意味では人生はじめての大きな変化で、私の中では大きな出来事があった1年でした。

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訓練所でのエクアドル国旗掲揚のとき。

他の国で活動しているみんなも元気かな~。

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全然深刻なほどではないけど、日本にいる家族や友達、お世話になった人、日本の見慣れた風景とか食べ物とか雰囲気とか空気とか季節とか、すべてが恋しくなることもたまにはあって、きっとこれは帰国するその時まで感じることはあると思うのですが、じゃぁ今帰りたいかと聞かれると、帰りたくはないというかんじです。何よりも活動がまだまだ始まってないも同然で、スペイン語もろくに使えるようになっていない訳で。任地に日本人1人でいると、なかなか客観的に自分のことを見たり考えたりすることができないけど、ステイ先の家族や周りのサポートがありつつも、なんだかんだふつうに街を歩いたり、欲しいものを買いに行ったり、人と待ち合わせしたり、バスで他の街に1人で行ったり、1年前はスペイン語のスの字もエクアドルのエの字も知らなかったけど、いまこの日本の裏側の小さな街で生活していることに自分でも驚きです。体調面での大きな変化も特になく、過ごすことができたので、来年以降も健康管理には気つけていきたいところです。これからまだまだ長いので、自分に厳しくなりすぎずに、これでも十分がんばっていると気楽に考えたいなとも思います。あとはみんなと笑って過ごせればそれでいいです。そのうえで2018年は活動とスペイン語を少しでも進歩させられるように。

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アンデス山脈とわたし。

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年越しは任地を離れ、先輩隊員のお疲れ様会を兼ねた日本人年越しの会に。エクアドルの年始はなんと2日から仕事始めです。日本人的には三が日は休みたいとか思ってしまうけど、働くこと自体はみんな好きなのかなと思うほど、働いています。朝も早くから。仕事の仕方は日本とはまったく違うので、私はまだまだ掴めていませんが。自動車部品の商店を営むステイ先の家族はこの前から、日本でいう棚卸ろし作業のようなものに追われていて、この前のクリスマス週もお店を閉めたあと夜遅くまで家族みんなで小さい部品を数えていました。

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明日市役所では、仕事納めのイベントも開催されます。エクアドルの年越しでは、段ボールや紙でまぁまぁ大きい人形を作って、ちゃんと服も着せたその人形を31日夜12:00に燃やします。この人形を燃やす行事を総称して、「año viejo」と呼ばれます。añoが「年」、viejoが「古い」という形容詞。来年の幸運を祈るためのエクアドルの年越し。それぞれの家やそれぞれの町内会ごとに燃やされるから、街に炎がたくさんになるらしい。で、そのあとは朝まで踊るらしい。お酒もたくさん飲んで。話を聞くだけでラテンの雰囲気が漂うなんとも元気で激しいかんじの年越しです。今日は市役所で私も人形作りに参加しました。この年越し人形の話題になるたびにいろんな人から「日本もこうやる?」って聞かれるから、「日本ではやらないな~。」って言うと、みんな驚きながら意外そうにしていました。年越しのことはまた次回以降で。

 

そんなこんなで、変化の大きかった怒涛の2017年ももうすぐ終わり。今年も1年大変お世話になりました。2018年。来年もどんな1年になるのか、たのしみです。

ではでは日本のみなさんも、世界中にいる仲間たちも、それぞれの時間でみなさん良いお年を。また来年。

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