いよいよ任地へ~市役所着任

ちょっと長めです。

語学学校終了後、その日の夜便でクエンカから首都に戻り、銀行口座開設手続きと、在エクアドル大使館・エクアドル外務省への表敬訪問をバタバタと終え、任地にやってきました。

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私の任地はサモラ・チンチペ県 ヤンササ市という街です。2017年現在、協力隊のエクアドル隊員の中では首都から一番遠い派遣任地、アマゾン気候の入り口の小さな市です。遠いだけあって、14時過ぎに首都を出て、空路・陸路どちらも利用し、途中カウンターパートのお家に寄り、軽くご挨拶と夕食をいただき、車を飛ばし、任地にやっと着いたのは夜の22時半。さらにスーツ移動。疲れました。でもこの日はカウンターパート(これから一番一緒に活動を共にするであろう人)がわざわざ首都まで迎えに来てくれて、一緒に任地まで来てくれました。ありがたい限りです。

エクアドル隊員は任地でもホームステイ生活。どんなお家だろう…と不安だったけど、とってもすてきなあたたかい家庭でした。現在ヤンササに住む日本人・アジア人はもちろん私1人ですが、私が協力隊員としてこの街に入るのは3人目。前の2人の先輩隊員もお世話になっているステイ先で、日本人に対してとても親切で家族として私を迎えてくれました。これまたありがたい。家族の人間性、先輩たちが築いてくれた関係性のおかげです。

そして8月10日は私の配属先であるヤンササ市役所・廃棄物管理課への初出勤の日でした。緊張もしたけどやっぱりわくわくする気持ちが大きかったかなぁ。そしてカウンターパート→市長→私の順でご挨拶。市役所の方々が聴きに来てくれました。

(私の紹介のところ、たぶん法学部卒業ってだけで、なぜか弁護士って紹介され、心の中は違うから!ってなってあせりまくりました。あとからちゃんと広報の人に訂正しておきましたが、最初の印象って大きいから後々困ることにならないか少し心配…まぁいっか。)

そんなこんなで無事ご挨拶を終え、デスクへ。しばらくすると隣の部署からお声がかかり、午前中のティータイム?的なものに混ぜてもらうことができました。日本語の挨拶を少し話したり、みんなの名前をひらがなで書いたりするとみんな喜んでくれて、うれしいなぁと思います。自分の国やその文化のことを知りたいって言ってもらえたりすると私自身すごくうれしいので、ヤンササに来た協力隊員として私もしっかり周りの人たちにエクアドルこと、ヤンササのことをたくさん知りたいな!みんなと仲良くなりたいからがんばってスペイン語勉強するよ!って伝えていきたいです。活動に関してはもちろんいろいろやってみたいこと、やらなければいけないことがあるとは思ってるけど、その前にまずは周りの人たちとの関係性の構築です。何事も人と人との関わりなので、その姿勢だけは良い意味でマイペースに日本での私のスタンスでまずは過ごして顔見知りを増やしてみようと思います。あとはヤンササ文化に入り込みたいです。

午後はカウンターパートに渡された分厚い環境関連の本(もちろんスペイン語、まだまだ意味不明)を辞書片手に少し解読してみたけど、ちょっと気分転換にと、カウンターパートに市役所内を見て回っていい?って聞いたら、今から書類をいくつかの部署に届けるから一緒に来いと言ってくれて、一緒に回りながら、会う人達に私のことを紹介してくれました。これまたありがたい限りです。挨拶するのに精一杯で、もちろん全員の名前を書きとれず、覚えられなかったけど、少しずつ他の部署にも顔見知りを作っていけたらなぁと思います。そんなこんなで無事に初日は終えました。家に帰ってごはんを食べ、週末ということで遊びにきた子供たちや親戚たちと一緒に過ごさせてもらって子供たちと折り紙して、たのしい夜でした。みんなでエクアドルのドラマ(おそらくコメディ?)を見たけど、まだまだ内容が理解できないので、みんなの笑うタイミングがわからなかったけど、なんだかそれもとてもたのしかったです。すべてが探り探りですが、予想していた以上にたのしいスタートが切れました。果たしてこれからどんな日々になっていくのでしょうか。きっとたのしいだけじゃないし、いろいろ悩みも出てくるだろうけど、協力隊員としてここに来れたこと、周りの人たちや環境すべてに感謝の気持ちは忘れず過ごしていきたいです。

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今日は長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた方がいましたらありがとうございます。

いよいよ明日から活動開始です。