エクアドルの桜

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写真は「chonta」(チョンタと読む)という果実。チョンタの季節がやってきました。スープに添えたりして、各自皮をむきながら食べる。食感は芋っぽい、少しパサパサしたかんじ。私は好きです。
 

今回は年末に見に行ったエクアドルの「Guayacan」というお花を紹介します。

「Guayacan」というお花、「グアヤカン」と読みますが、一番お花がきれいに咲き誇る時期は8日間ほどしか続かないという、エクアドルの黄色いお花。最盛期を迎える前やあとも入れると約3週間といったところな気もします。エクアドルの桜と私は呼ぶことにしました。この花が咲く場所は限られていて、おそらくエクアドルに2か所。ひとつは首都に近いほう、もう一つがとなりの県ロハ県にあります。なのでロハ県のほうは任地に近い分、人におすすめしてもらったり、いろいろなパンフレットで見たりして、見に行きたいな~と思っていました。一番近くに住む同期の同僚とかから、今年は年末にもう咲き始めているという情報を入手し、思い切ってその同期と突撃することにしました。あとはもう1人オリエンテ地域に住む先輩隊員と3人で。

ロハ県とはいえ、場所はほぼほぼペルーに近い場所。ということで遠かった。

ロハ県はエクアドルの中で最南部、けっこう大きい県です。赤い所。

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そして今回行ったお花の見所がある街は「Zapotillo」というところ。ロハ県を拡大した地図。一番左下、すぐ下からペルー。

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早朝に先輩隊員と任地で待ち合わせ、出発し、通り道である同期の任地で同期とおちあって、そこからが長旅。その同期の任地からは車で約5時間かかりました。そしてそのお花が名物となる村は上の「Zapotillo」からさらに奥に入って、「Mangahurco」(「マンガウルコ」と読む。なんだかかわいい名前。)という村。

村の手前の道。

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砂埃がすごくて、車は埃だらけに、少し窓を開けるだけで髪の毛も埃だらけ。

でも長時間かけただけあって、そこにはとってもきれいな黄色の景色が広がっていました。

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2時間ほど見て、写真を撮って、再度5時間の道のりをかけて帰ってきました。

 

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遠くの奥の方まで黄色い景色が広がるかんじがなんとも言えない感動。

f:id:reikomiyahara:20190116050206j:plainそしてこのあたりは「Chivo」(ヤギのこと)が有名。落ちた花びらを一生懸命食べていたけど、私たちはこのChivoも食べる。ここでは名物料理となっています。人間って何でも食べるな。とはいえおいしく食べました。ユカイモとサラダとごはんを添えて。

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これで5ドル。ふつうは2.5~3ドルくらいが相場のエクアドルのプレートごはん。ヤギ料理はエクアドル料理にしては高め。

1日だけだったけど、内容の濃い、またエクアドルの貴重な一面を知ることができました。ほんとに限られた時間しか見れない光景だけに、咲いているかわからない不安の中、思い切って行ってよかったです。

 

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さてさて、2019年の部署は少し人事が変わり、ふだん過ごす部署内の顔ぶれが実は一掃されました。他の隊員の配属先に比べ、うちの市役所、特に私の部署は周りの人材が変化に変化を重ねていますが、もう私も頻繁に起こる市役所の人事異動には、もうそんなに驚かなくなったし、文句を言っても何もどうもならないのでしょうがないです。これもエクアドル

私の部署には最低でも私以外に3人常駐します。1人は部署をマネジメントする上司、1人は廃棄物の管理を行う検査員、そして書類作成などを行う秘書。上司にあたる人物が私のカウンターパートですが、これまで3代目のカウンターパートを務めてくれていたホアンカルロス。彼はこれまでずっと兼任しながらうちの部署のマネジメントと、忙しく働いていたけど、兼任がはずれることになって元の部署(とはいえ、大きく見て私の部署を統括している上部部署)に戻っていきました。そして私が着任したときのカウンターパート、この人と2年間過ごすと信じて疑わなかった人物であり、これまでも環境部会やJICAの研修会などでは関わってもらってきた人物・オルランドが私の部署の上司として戻り、イコール私のカウンターパートに戻りました。4代目というのか、2期目といったところですか。うん。まぁJICAボランティアのことをいろいろ知ってくれている人なので私にとってはマイナスな変更ではないかなと思っています。いろいろな人間関係があるので、他の人にとってはよくわからないところもあるけど。そして今から約1年前に一度私に対して意地悪をしかけてきた人物、部署の秘書の女性。年齢は私の母親くらい。その女性とは昨年の今頃から実際3ヵ月ほど険悪ムードが続いていたのですが、その後何かのきっかけで態度は元に戻り、それからというもの、ふつうに、むしろ前よりもさらに仲良く接してくる日々が続いていました。私に対してはおそらくもうマイナスな感情は抱いていないと思われます。でも、その後新たに来た他の女性の同僚ともけんかしたりして、いろいろめんどくさい人物だなということになったので、ふつうに接していたけど、信頼は置いていませんでした。でもまぁ今も市役所で会うと挨拶してくれるし、親切に接してくるので、よかったということにしながら、前のことは置いておいて彼女との会話も楽しむことにしています。そして今回、この彼女もついに異動、新しく秘書の女性が来ました。きれいでとっても親切な人。それからもう1人、検査官役の男性、ごみ回収を行う部署内の同僚たちも契約が終わり、彼らも顔ぶれがほぼ一掃。少し仲良くなって、打ち解けてくると次の契約期間がきてしまうので、残念な部分もあります。部署では私の誕生日にケーキでお祝い。左が新しい秘書の女性paola。そしてオルランド。一番右の人物はたまたま休憩しにきていた道路清掃員の同僚。新しい検査官の男性はこの時まだ決まっていなかったので、今後紹介できたらそのときに。

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外国人である私にとって、オルランドとはいろいろ話がしやすいので、残りの期間を最大限生かせるように彼と協働ができればいいなと思っています。

今週後半からは半年に一度の公務があるので、キトにあがります。今週後半にある学校から環境クラスの依頼がオルランドのところに舞い込んでいましたが、残念ながら私は不在。オルランドが発表の準備をしていたけど、やはりまた一方的な講義形式でやるということだったので、私がこれまで行っていたゴミ分別ゲームのやり方を説明、素材たちを見せると、「その素材貸して。」と言われ、貸すことに。私は立ち会えないけど、私の発案したゲームを彼がやってくれそうな予感です。ふむふむ、果たしてやってくれるのでしょうか。どうかな。まぁ今回やってくれなくても、近日中にはオルランドにやっているところを見せたい。

こんな素材たち。手描きのごみのカード。

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今日行った学校は年末ぶり。子どもたちとひさしぶりに会うことができました。一人の女の子が私にくれた絵。きれいに塗られています。

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市役所の運転手さんsalomon。私を含め、うちの部署の人物をよく乗っけてくれる。

最終処分場に作られたハンモックを試す。私が写真を撮ると、「誰にも見せちゃダメだよ」と警告されたけど私のブログには載せます。

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この前は先輩隊員のお見送りに行ったついでにふだん行けない他の同期の遠い任地を回ってきました。この様子はまた次回以降に。