灼熱の太陽

いま、南半球は夏ということで、エクアドルも夏、真夏といったかんじで、毎日灼熱の太陽が照っています。早いともう朝から夕方まで毎日太陽が照って暑い暑い。夜になると少し涼しくなるのは良いのですが、昼間の暑さはすごいです。やはりここは赤道の国、そして熱帯地域であることを思い知らされます。

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小規模な何かのデモ運動だけど、それにしても暑そう。

そして最近の戦い。それは私の部屋で繰り広げられました。エクアドルのベッドも木製ですが、先日私のベッドの木枠に虫(小さい小さい虫、木に湧く虫らしい)がたかり、驚愕。少しでも早く…と気持ちが焦り、昼間特に急ぎの活動はなかったので、部署の人にお願いして1時間だけ抜けさせてもらい、家で駆除作業。シーツも枕カバーもすべてすべて洗濯して、ベッドの木枠は掃除機ですべて吸い、その日のうちに無事に完了。この掃除機も日本のようなお手軽掃除機ではなく、大きくて、リアルに「機械!」感満載の掃除機でしたが、それでもステイ先にあったのが奇跡的だと思いました。その日以降はとりあえず特に問題なしですが、でもまだ気を抜いていません。

 

今回はこの前一時帰国したときに見学に行った場所について。

まずは先輩隊員の配属先。キトにある学校。

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キトの隊員連絡所から市内バスで50分ほど。

ここはアメリカのNGOが資本となり建てられ、運営されているところ。幼稚園から高校まであります。この施設は学費がすべて無料。

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この地域はキトの中でも少し貧困地域にあるのか、また、親たちが放任だったり、お仕事も低所得のものだったり、家族構成が複雑だったりなどいろいろな諸事情を抱える子が多いらしい。でも、日本に比べたら家族構成が複雑なのはエクアドル全土で、私の任地でもふつうのことです。それでもみんな何も気にしないかんじの明るさには驚きます。この先輩隊員は幼児教育隊員として、この学校の中での幼稚園で活動中。来年の1月、あと3ヵ月ほどで帰国されてしまうのでさみしいですが、帰国前に見たかった活動先だったので、見学できてよかったです。

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家庭環境を心配してか、少量ずつとはいえ、朝食と昼食とおやつ2回の時間があるそう。先輩隊員曰く、土日の分ということなのか月曜はめちゃくちゃ食べてくれるけど、他は逆に食べさせるのが大変らしい。お腹空かないよね。

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お湯が出るシャワーも完備。すごい。それでもなかなかシャワーを浴びさせに来ない親も多いそうです。

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幼稚園から高校まであるだけあって、大きな施設でした。

そしてここからバスでさらに市内バスで中心部に戻り、私がエクアドルに到着してすぐの首都滞在中に同期隊員と見に行った旧市街へ。

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街全体が世界遺産になっているキトのメイン観光地のひとつ。大統領府もあります。

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目的はこの旧市街の中にある教会。内装が黄金できれいと隊員から噂に聞いていたところです。

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旧市街は観光地なだけあり、きれいですが、バスの停留所付近は人がたくさんで、盗難にも気を付けなければいけない場所。注意しながら、でもキトの土地勘がないので、停留所近くの薬局でおばさんに道を聞きながら、無事到着。

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入り口からは少し金色が見えます。
入館料5ドルと高め設定でしたが、黄金内装も迫力大。撮影禁止だったので、残念。代わりにインターネットで検索した画像を引用します。

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とってもきれいでした。そしてやはり改めて旧市街全体もきれい。

 

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そしてここからエコビアというエクアドルのキトの街を走るバスと路面電車が合体したような市民の足で移動し、お土産を買ったりして連絡所へ戻りました。ちなみにこのエコビアの中も観光客を中心に狙った盗難事件頻発の場所なので怯えながらも乗車。やはり普段乗り慣れていないとソワソワ。でも無事に何も盗られず帰還できよかった。

もうひとつ、活動見学に行った場所はオタバロという街の小学校。ここでは隊員OBの方が現在教員の一人として音楽のクラスを持って働かれています。前から音楽のクラスには関心があったので、見学したかったところ。エクアドルでは音楽のクラスは小学校でも義務付けされていないため、各学校の教育方針によります。オタバロは観光地で街としても潤っているかんじがするし、キトにも近いので私の任地に比べたら人々の生活は都市化されていたりもしそうですが、この先生が働かれている学校では校長先生の方針で音楽のクラスを実施しているようです。

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f:id:reikomiyahara:20181025070757j:plainリコーダーやピアニカ、歌のクラスを見学。おもしろかったです。

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少し大きい子たちには、グループごとに歌わせて、それをお互いに論評し、点数をつけ合います。論評はかなり熱く論争していて、任地だけではないラテンの血をここでも感じました。

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私の自己紹介のときにもいろんな質問をたくさんしてくれました。「日本でおばけ見たことある?」とかも。
 教室もかわいい。

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一時帰国の際に日本からエクアドル人に配るように持ってきたお菓子。ミルキーの飴とミルクキャラメル、お煎餅。エクアドル人に思ったよりもかなり好評でした。飴とキャラメルは甘いからウケるかなと思って、その通りでしたが、お煎餅も意外とみんなおいしいおいしいといって食べているのでよかった。特にエビ味が当たった人には味がわかりやすいらしく、さらに好評。部署の人には都度せがまれるので、他の部署の人用にも取って置くように調整するのがめんどさい、こういうところはほんとに図々しいというか、「くれくれ」口撃は敵いません。きっとエクアドルに来る前に日本人で図々しいなと思っていた人でも、きっとエクアドル人に比べたら謙虚だなと思うと思います。