fería(フェリア)

 

この土日は同期の任地カタマヨ市でフェリアがあり、そこにお手伝いに行ってきました。フェリアとは青空市場のようなかんじを指します。このフェリアの開催は、カタマヨ市の市政化記念のお祭りがあってそれに伴って出されるフェリアでした。そこで同期が1日日本文化紹介のブースをもらったとのことで、そこに参加させてもらいました。

会場には馬がたくさん。山間部のシエラ気候に入るカタマヨ。シエラの山の景色と馬は合います。

f:id:reikomiyahara:20180523070221j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070220j:plain

土曜日の午後にゆっくりロハにあがり、ロハ隊員とそして、たまたまロハで国内研修を開催していた医療部会(障がい者支援や理学療法士高齢者介護などの職種の隊員たちで結成されている部会)後の隊員たちと合流し、夕食を一緒に。その翌日早朝にロハ隊員と私はカタマヨへ出発。ロハからカタマヨは同じ県内で、バスで45分くらいです。近いだけあって、交通網も超発達。もちろんバスのみですが、なんと15分に1本という驚愕の本数。たくさん出てるから時刻表はズレまくっているのですが、それでもズレていることを感じさせない便利な頻度です。こういう部分を見ると、発達しているところはほんとに発達してきているんだなと思います。首都には電車も作ってます。確実にもう中進国です。その分生活の様子は、基本的な部分で田舎の方との格差が大きい気もします。

 

f:id:reikomiyahara:20180523070215j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070214j:plain

日本文化紹介の内容は、みんなの名前を習字で書く、和雑貨と折り紙ピアスの販売、日本の環境取り組みの展示でした。

f:id:reikomiyahara:20180523070216j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070213j:plain

異国の文字や折り紙はやはり珍しいんだろうな、みんな「なんだなんだ」とあっという間に人だかりを作ってくれるものの、もちろん第一声は「中国人?中国語?」みたいなかんじです。任地でもいろいろな人に「日本は中国の一部ってことで合ってる?」みたいな極めて初歩的な質問とか、話の中で何度も何度も「中国、あ、日本か」と間違えて言い直す(もちろんわざとではなく素)その度に「日本だよ」と言っていますが、きっと彼らにとってはそんなに大きな違いではないと思っているのです。もちろん違う国であることを知っていたり、私が日本人という認識をちゃんとしてくれている人もいますが、かなり少数派な気がします。これには逆に中国と言う国の大きさ、人の多さ、世界中のいろいろなところに中華街や中華レストランがあるように、どこにでもいるのではないかと思うほどの圧倒的進出力も感じます。任地の両隣の市には中国の会社が拠点を置いていたりもします。その分中国に対していろいろな思いや勝手なイメージを持っている人も多いです。

f:id:reikomiyahara:20180523070222j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070219j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070217j:plain

フェリアの話に戻って、私たちは10時ごろにフェリア会場に着いて、16時ころ撤収。カタマヨ名物のcecina(セシーナ:豚肉を薄切りにして焼いたもの)で簡単な打ち上げ。その後任地に戻りました。

これはお昼に食べたfrittada(フリッターダ)という料理。frittarは「油で揚げる」という意味で、豚肉を揚げるように調理しています。味は日本人好みの塩味、しょうがは入れてないけど、少し生姜焼きに近いような風味です。モテというエクアドル山間部で多く食べられている穀物を添えて食べるのが一般的。このモテで十分お腹に溜まるので、お米は抜いてもらって、1皿2ドル。

f:id:reikomiyahara:20180523070218j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523230926j:plain

帰りがけにカタマヨの中央公園で記念撮影。そしてフェリア中、我々のテントにずっとあそびに来てくれていた日本に興味津々の女の子とそのお友達。彼女は同期が日本語を教えているということで、日本語で名前も書けるし、いくつか単語も知っています。

f:id:reikomiyahara:20180523070223j:plain



 

活動では、先月まわった学校にアンケートを取り、その回収をすべて終えました。基本はみんな「環境教育は大事だと思う」というようなもちろん前向きな回答はしてくれるものの、具体的なとこまでは踏み込まれていないのですが、なんと1校の校長先生の回答に「私たちと環境教育の授業計画を立てられたら一番良いと思っている」というような内容を書いてくれた先生がいて、こちらが一番期待していた内容を書いてくれました。少し驚きました。そしてダメ元で毎週のクラスを提案したら、積極的にオッケーしてくれて、校長先生とどんな内容にするかとか話すことができました。なんとありがたい。この定期的なクラスを継続できたらいいなぁと思ってはいるけど、始まるのは今週から。定期的なクラスを持つ意味があまり同僚には伝わっていない状況&予定が予定ではないここで、どうなるかわからないけど、とりあえずエクアドル流の勢いに任せてやってみます。

f:id:reikomiyahara:20180523070209j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070211j:plain

これは先週あった「el día del recicleje」(リサイクルの日)に合わせて、行われたある学校でのイベント。私は少しリサイクルのお話と、子どもたちとの校庭のごみ拾い活動に参加させてもらいました。この時に知った任地で活動する外国のボランティア団体がもう一つあり、そこで活動するフィンランド人の女性と知り合うことができました。この人と協働できる可能性も十分あるはず。

f:id:reikomiyahara:20180523230925j:plain

f:id:reikomiyahara:20180523070210j:plain

最後の写真は、事務室からのいつもの風景。ただ、この天気、太陽が照って、晴天なのですが、実は雨も強く降っているというおもしろい天気でした。写真には雨は映らなかった。

f:id:reikomiyahara:20180523230927j:plain