お祭りモード?

カルナバルが終わり、街の様子も元に戻るかと思いきや、カルナバル後の16日から昨日26日まで街のお祭りfiesta(フィエスタ)が続いていました。夜にマラソン大会やスポーツ大会があったり、エクアドル人が大好きなミスコン、平日も含めて、何らかのプログラムが日々用意されていました。

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ラソン大会の様子。


なんでかと言うと、2月26日が「cantónヤンササの日」。それで26日を集大成として、その日に向けてかなり街は盛り上がっていました。26日の昼間には、それぞれ、学校や職場団体ごとに行われるパレードがあったり。私もお願いして、市役所チームの最後尾にこっそり参加させてもらって、車関係を扱う部署のおじさんたちと歩かせてもらいました。

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パレードの大トリ。


エクアドルの地方行政区分は、国→県→州→市→barrio(バリオ)という風に徐々に細分化されていきます。州のことをcantón(カントン)と呼び、cantónヤンササはヤンササ市をはじめ、いくつかの村のような田舎地域と呼ばれる教区分も持って、一つの州を形成しています。なので、「cantónヤンササの日」は、ヤンササが州化されて、市やいくつかのコミュニティが1つにまとまった記念日というかんじでしょうか。

ちなみにbarrio(バリオ)というのは市内の区画みたいなかんじです。任地や隣町のロハは、日本のような番地はないので、家を1軒1軒で特定することはできません。住所の特定はこのバリオや、道の名前で行っていると思われます。

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 パレード終了後、中央公園には人がたくさん。お昼ごはんの市民向けの炊き出しが出るとかでずっと待っていたんだけど、1時間待ってもなかなか始まらず、最終的にお腹が空きすぎたのであきらめて家に帰りました。

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「YANTZAZA」(ヤンササ)の文字の名前も今回のお祭り期間に完成。エクアドルの多くの都市には、その都市名をかたどったオブジェがあるのですが、任地にはずっとなくて、できるといいなぁと勝手に思っていたら、私が知らなかっただけで、今回のお祭りでお披露目するという計画がすでに前から計画が始まっていたようです。

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こっちは中央公園で夜に開かれたミスコンと野外フェス。

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そして選ばれたミスたち。ミスのことを、エクアドルでは「reina(レイナ)」(意味は「クイーン、女王」)と呼びます。この写真の奥の方で私は偶然会ったごみ収集の同僚たちと集まり、踊りの時間が始まるのを待っていました。

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そして、今回は「グァバ」についても少しだけ。乾季と雨季の任地では今だけが旬の果物らしいです。外見はこんなかんじで細長い。

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で、これを割ると中に白い実がぎっしり。

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この実をひとつひとつ食べるのですが、まぁまぁ大きな種が入っているので、まわりの少しの白い果肉を吸いながら食べて、残った種は出す。グァバの木にはこの細長いものがたくさんぶら下がって成っています。

この前久しぶりにごみ収集車に乗らせてもらっていたら、最終処分場につながる登り坂の脇にたくさんグァバが成っていて、いきなり「採るぞ!食べるぞ!」という流れになりました。彼らはトラックを止めて、トラックの上にヒョイヒョイと登って、木から採ります。私も彼らが採ってくれたやつを1本いただきました。前にも何回かステイ先や知り合いに連れて行ってもらった畑で食べたことはあったものの、やはり小さいころから食べ慣れているのか、男性ということもあり、ガツガツ食べ進めるので、私がやっと1本食べ終わるまでに彼らはそれぞれ5本くらい食べ終わっていました。ごみ収集車から種と皮を周りに広がる森に捨てるのですが、まぁ生ごみなので、果物の皮と種だから何か月後かには土に返るのでいっかと、私も仕方なく種は外に車から捨てました。

やっと1本食べ終えたところで、ちょうど収集場所のバスターミナルに着いたので、私はごみ収集車の中にちゃんと皮を捨てようかなと車を降りてうしろに回ったら、それはそれは汚いぬかるみに足を突っ込んでしまい、ため息。グァバを採るところから、車に登って、ひょいひょい採って、がつがつ食べて、さらりと捨ててというこの一連の流れ、ポイ捨てを含んでいるものの、さっそうとやってのける現地の彼らとはスピードが違いすぎて一人笑う。しかも挙句の果てには、ちゃんと捨てようとしたにも関わらず、ぬかるみに足を突っ込むというまぬけっぷりを発揮しながらも、まぁみんなと一緒にグァバをおいしく食べられたのでよかったです。別の日にはパパイヤを採って、途中の休憩ポイントで一休み。

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自然がたくさん。

 

そしてそして、先週末の土日にはロハのシニア隊員の3人がなんと私の任地に遊びに来てくれました。

この土日もお祭りが開催されていたので、それを少し見学しつつ、滝を見に行ったり、任地に流れるサモラ川のつり橋を歩いて渡ったり、またロハとは違った景色を見てもらえてよかったです。ステイ先の家族やお祭り会場で会った同僚や知り合いにも少し紹介できました。最近雨が多くて涼しい日が多い任地も、この土日はカンカン照りでいいお天気。オリエンテの気候を存分に感じてもらえました。

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お祭りのプログラムのひとつ、牛の品評会。最後までは見れませんでしたが、コンテストのようなかんじで、一番美しい牛が選ばれていた模様。

とまぁこんなかんじで、カルナバルに始まった街のお祭りモードが無事きのうをもって終了しました。

今日27日は振替休日で市役所はお休み。ゆっくーり過ごしました。そして2月も明日で終わり、3月がやってきます。