2カ月ぶりの首都

任国到着3ヵ月オリエンテーションのため、9月30日から首都に上がっていました。隊員の中でも一番首都から遠い私は、ヤンササ(任地)↔サモラ(任地がある県の州都)↔ロハ(隣の県の州都)↔カタマヨ(空港がある街)↔キト(首都)の順で移動。朝、ヤンササのバスターミナルでバスを待っていると、たまたまごみ収集車で土曜日のごみを収集する同僚に遭遇できたり、家からバスターミナルに向かう途中も他の同僚に会ったり、家族が車で通り過ぎたり、まだまだ慣れない外国人の私にとっては過ごしやすい規模の街だなぁと思いつつ、ヤンササからカタマヨまではバスを乗り継ぎ、カタマヨからキトは飛行機。カタマヨで活動する同期隊員と空港でおちあって、キトへ。今回は初めての上京だったので、週末にロハで過ごすカウンターパートにロハでの乗り継ぎを案内してもらいつつ、お家でお昼ごはんをごちそうになったりもしました。今回のオリエンテーションではこれから定期的に提出する報告書についてや活動に利用できる現地業務費の申請方法、大使館の草の根支援の申請方法など、活動についてがほとんど。これからどんどん活動を本格化させていかないとなぁという思いが強くなって少し焦るけど、だからと言ってすぐに何かができる訳でもなく、モチベーションの持ち方が難しいところではあります。

首都滞在中のお休みにはキトからバスで2時間ほどのオタバロという街を少しだけ観光。

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エクアドル派遣が決まってからずっと行きたかった街。インディヘナオタバロ族が民族衣装を着て住んでいる伝統的な街で女性たちはみんな、民族衣装を着ていてそれを見るだけでかわいい。男性は黒い髪を伸ばして、うしろで三つ編みをするのがインディヘナスタイル。今回はあまりじっくり見れなかったので、ここには同期隊員もいるし、また次回ちゃんと観光しに来ようと思います。

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標高があまり高くない任地での生活に慣れていると、標高2800mのキトに上がると時々息がしづらかったり、具合が悪くなるほどではないけど、体調も明らかに変化します。4日の夕方の便でカタマヨに向けてキトから出発したものの、悪天候で着陸できず、グアヤキルというエクアドル最大の街にある空港に一旦行き、その日はそこから結局キトに戻ることに。カタマヨに着陸できない案内が機内に流れたときは一瞬ヒヤッとしたけど、まわりの席のエクアドル人の人がとても愉快な人たちだったので、なぜか機内で私の列だけ笑って盛り上がるという光景になり、なんだかんだそれも楽しかったです。機内でたまたま隣だったキト市役所に務める女性と少しお話して、振替の手続きやキトでのタクシーの手配を一緒にしたけど、結局、振替の飛行機の予約がうまくいかずに、3日ほど首都に延長滞在することに。なのでこの期間を利用して、ついに行きたかった赤道に行きました。黄色い線がある公園は博物館併設の観光用。赤い線が真の赤道。

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他にも、初めて会う先輩隊員やちょうど到着した次の隊次の後輩たちにも少し会えたし、任地に帰るのは遅くなってしまったけど、これはこれでよかったと思うことにします。そしてやっとの思いで8日の夜に任地に帰還。やはり遠い。

任地から上がると、キトの街はおしゃれなお店もたくさんあるし、任地では買えない日本食を作るのに必要なものも揃う。でも人も車もビルもいっぱいで、治安も良くないのでさらに気も張って、物価も高いです。キト隊員の人にとってはきっと快適なんだろうなと思いつつも、任地のゆったりしたかんじと暖かい気候とか、ステイ先の家族とか、職場の仲間たちのことが懐かしくもなったり。都会は、住み慣れた日本の安全な都会がいいなと、余計に日本が恋しくなったりもしました。f:id:reikomiyahara:20171011124408j:plain

キトで食べた韓国料理にみんなで感動。久しぶりのごま油風味。おいしかった〜。また首都に上がったら絶対食べよう。