赴任して2週間

早いもので、任地にやってきて2週間が経ちました。仕事は月~金、朝8時~夕方17時まで。お昼休みは12時~13時。私はホームステイで、朝昼晩のごはんもステイ先で食べています。平日、通勤しながらお昼ごはんを家に帰って食べるっていう習慣が今までなく初めは驚きましたが、ここエクアドルでは大都市でない限り、おそらくみんな家にいったん帰ってお昼を食べるのがスタンダードなようです。(一見家族の仲を大切にしているようだけど、結婚した夫婦の9割が離婚しているという統計があるらしく、結果よくわからない。でも私のステイ先の家族はとっても仲良し。)

市役所では少しずついろんな人と挨拶するのも慣れてきました。家にいると、たまに断水や停電があったり、ネットが土日つながらなかったり、アリと蛾と蚊は多い。でも必要なものを買えるお店もあるし、銀行もあるので、(同期隊員が住んでいる街の中には銀行がない街もある)今のところ困らなそうと思っています。一番困っていることと言えば、なぜか市役所のトイレに便座がないことでしょうか…笑。ほんとになぜだか不明。同僚にも聞くに聞けていません。使い勝手が悪いので、いつかこの謎にも迫ってみたいものです。

他のエクアドル隊員の話によると、地域によっては2時間同僚が来なかったり…とかあるみたいですが、ここヤンササ市役所の人たちはちゃんと働いています。あ、でも音楽かけながらは当たり前だし、何時に行くねとか言われて忘れられることもあるし、仕事時間中に1回家に帰っちゃったり、おしゃべりしたり、何もせずぼーっとしてたり。残業の概念もほぼないです。この前はとなりの課でお昼休みに締めた入り口の鍵が開かなくなって、うちの課にずっといたけど(特にあせることもなく、うちの課に来てお話タイムになる)、結局最後まで開かなくて途中で帰っちゃったりなんてこともありました。あとは自分の子どもを連れてきておしゃべりしてたり、その子どもにおつかいのように他の課に書類の配達を頼んでたり、挙げ出すとやっぱりキリがないか。少しずつリズムを掴んでいきたいものです。

私は環境教育という職種で派遣されていて、配属部署も廃棄物管理課です。学校やコミュニティで子供たちや人々に環境教育活動の実施が要請内容で、実際に9月からはカウンターパートとの学校巡回が始まりそうなので、今はその学校で使う資料の準備とか、いろいろ見に行かせてもらったり、街のこととか、課内のことを同僚とカウンターパートに質問しています。その中でいろいろ知れたこともたくさんあります。引き続き今は情報収集と語学です。それにしても家でも職場でもまだまだ何言われているんだかさっぱり。最低限のコミュニケーションは取っているつもりですが、現地の人同士の会話は早口言葉みたいに早いし、単語も次から次へと新しいものばかり。話したいことがあっても伝え方がわからずタイミングを逃す。職場でみんなが早口でなにか話し合っているんだけど、私一人だけはなにもわからないです。内容だけは想像つくけど、みんなが何を考えているのかはまだまだわかりません。真面目に考えるとこの状況、けっこうつらくて、言葉の存在ってすごいんだなぁなんて思いながら過ごしています。家族のこと、職場のことで紹介したいことや出来事もたくさんあるのでまた紹介していきます~。