クエンカでのホームステイ生活

人生初のホームステイを経験させてくれた家族について書きます。

エクアドル到着後は首都のjica事務所で基本的なオリエンテーションがあり、数日間を終えて、語学学校があるエクアドル第三の都市クエンカという街にやってきました。首都からは飛行機で約1時間(バスだと8時間位?)で着きます。ここクエンカは比較的治安も良く(夜7時頃までなら出歩けるらしい、まだ怖いので出歩かないけど)、欧米からの留学生も多い、人々も生活的に良い暮らしをしている家庭が多いように感じます。

ホームステイ先の家族は5人家族でパパ、ママ、娘が3人。長女は現在一緒には住んでおらず、下2人の娘(10歳と7歳)と4人暮らし。

ステイ先のお家の周りにはママのお母さんやママの兄弟家族の家もあって、子供たちにとってはおじさんやいとこ達に囲まれながら生活を送っているようです。エクアドルでは日本に比べ、家の周りに兄弟やおじさん、おばさん家族が住んでいるのが多いと感じました(同期隊員のお家もそうみたい)。よく親戚や兄弟が訪ねてきます。

私がステイしているお家は、これまで留学生を多く受け入れいているようで、慣れています(今はもういないけど、私がこの家に来て2週間ほどはアメリカ人の私と同い年の女性もいた。その人はアメリカで先生をしていて、仕事上でもスペイン語を学びたかったから来たみたいなことを言っていたはず…ちなみに彼女のお名前は「tracy」)。でも日本人が来たのは私が初めてらしいです。日本のことはほぼ知らない(私もエクアドル来るまではエクアドルのこと知らなかったもんなぁ)ようで、中国と一緒の国?同じ中国語を話している?みたいなイメージみたい。笑

ある休日に家族が近く(といっても車で3,40分位)の国立公園に連れて行ってくれました。公園にはキリスト教徒が礼拝する場所(マリア様像があった)があり、ママとパパはそこでの礼拝が目的だったようです。ママが歩きながら説明してくれましたが、エクアドルでのキリスト教の意義の大切さを感じました。日本にはキリスト教徒はいるのかと聞かれ、「いるよ、教会もあるよ。でも沢山ではない。あとは日本には昔から自然信仰をする文化もあるよ」みたいなことを伝えたつもりだけどうまく伝わってるといいなぁ。笑

帰りがけに公園に出ている露店でホットケーキみたいなおやつと揚げバナナ、コーヒーを食べました。子供たちはエクアドルの伝統的な飲み物「Morocho(モロチョ)」を飲んでいたけど、このモロチョはトウモロコシの一種で牛乳と炊いて、ラムやシナモンと合わせてあま~くしたあったかい飲み物(日本でいう甘酒みたいな立ち位置かな?)。1回飲みましたが、私にはあますぎて飲めなかった。(エクアドルの砂糖使用量についてはエクアドルのごはんについて書くときにでもまた書こうかな…)

その帰り、夜ごはんにと、みんなで近くのモールでピザを食べましたwithコーラ(まさにジャンキー)。そのときに少しステイ先の家族について教えてもらいました。うちのパパとママは以前アメリカでお仕事をしていたこともあるようで、娘たちはアメリカ生まれだと言っていました。その後今はエクアドルに戻ってきていて、仕事(自営業みたい)をしながら、娘たちをスペイン語の学校に通わせている(たぶん英語も話せる)と言っていました。その日は日曜日でしたが、うちの家族は日曜はママはできるだけ休めるようにあまり家事をしたくないから、外食もするのよみたいなこと言ってた。私がこれから2年間日本のボランティアでエクアドルに住むからいまスペイン語を勉強しているというようなことを話すとママは驚いていたけど「¡¡Que buena!!」(とっても素敵!)と言ってくれました。ママは娘たちにこれからもたくさん勉強してほしいみたいです。(ある日の夕食で、エクアドルでは10代、学校行きながらとか、若くして子供を産む人が多いことと離婚が多いことも問題になっているから、娘たちには今たくさん勉強して働いていってほしいわ的なことを言ってた、だからreikoもこの2年間、働いてたくさん勉強しなさいみたいなことを言ってくれていた)ちなみに娘たちは現在学校が休暇中で、ほぼ家にいますが、上の子はバレエ、下の子は空手!を習っています。パパは家事手伝ってるし、子供たちとたくさん遊ぶイクメンなかんじ。家族自体はけっこう静かで、さっぱりしている感じなので、ホームステイにまだ慣れていない私にとってはいい距離感ですが、何思われてるんだろう、とか、私が言っていることが全然伝わっていないことを感じたときとか日々いろいろな壁も感じています。今の私の語学力で1ヵ月で仲良くなるというのもきっと難しい話で、割り切っている部分もあるけど、でも感謝の気持ちがちゃんと伝えられるように過ごせるといいなと思います。1年後くらいにスペイン語上達したらちゃんと挨拶できるといいなぁ。

とまぁこんなお家にお世話になりながらクエンカ生活を送っています。次回はクエンカの街を歩いていて思ったことを書きます。

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