エクアドル的クリスマス

エクアドルに来て、2回目のクリスマス。「Feliz Navidad」(メリークリスマス)と人々と挨拶を交わす時期が来ました。

とにかくいろいろな場面すべてにおいて、見た目を飾り、見た目と形式(のみ?)に重きを置く傾向があるエクアドル。クリスマスも飾り付けには気を配ります。ということで市役所で開催されたのが、部署対抗の飾り付け大会。一応クリスマスの飾り付けとともに部署の整理整頓がされているかのチェックも総合的に採点され、各賞が選ばれる。選ばれた部署にはのちに賞金やプレゼントがあるとかで、私の部署も参加することに。でもこれが知らされたのは審査が入るとかいうわずか1週間前。1週間前に何もないところから、みんなで材料を持ち寄ったり、必要な物は買ったりして飾り付けが始まりました。これがエクアドル流、前から計画するということがないため、きっと1週間前であっても知らされたのが良い方なのかもしれないと思うべき?なのかもしれないけど、参加する部署は仕事そっちのけで飾り付け。

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これにはほんとに「?」というかんじで、私が学校訪問に行くから抜けると言うと、「手伝ってほしいのに」みたいな雰囲気になってしまったり、上司はJICAの寄稿依頼の締切を無視して、この飾り付けの話し合いを優先させたりと、ほんとに目の前のことしか見えなくなると他のことを一切考えないというかんじで、改めてエクアドル人について謎が深まる1週間でもありました。ほんとはイライラしても意味がないのはわかってるんだけど、それでもやっぱり思考回路が違いすぎて、腹が立つということも多いです。そして他の都市の市役所の環境管理課で働く環境教育メンバーたちもこの1週間ほぼ同じことになっていると言っており、やはりこれがエクアドル人の普通だと確信します。

うちの部署は一応廃棄物管理課ということでできるだけエコに作り上げることに。最初はペットボトルでツリー作ろうとか提案したりもして、反応はよかったものの、何せ時間がないっていうことで却下され、あとから必要な素材を買ったりしていました。その時点で「全然エコじゃないじゃん…」と思ったりもして、最後の方は私はまったくやる気もなくなり、活動とは無関係だし、必要に応じて手伝いだけにしました。時間があれば、しっかり計画すればできることもあるのに、それをする慣習がなく、計画の必要性を感じている人もいないので、これがエクアドルということにしておきます。f:id:reikomiyahara:20181220011709j:plain

ツリーのとなりは、「pecebre」と言って、キリストが誕生した時の様子を表現するミニチュアの置物。これもここではツリーと同様に必ず飾られます。
そして審査当日、市役所が用意した数人の審査員が各部署を周り、審査シートでチェック。これもここの形式を重視した結果なのでしょうか。他にもっとやるべき仕事があるだろうと私からは思ってしまうけど、一人でそんなことを考えてもしょうがないので、その場をたのしみました。

みんな心なしか赤を取り入れたコーディネート。ここでも見た目をこだわってきます。

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そしてうちの部署はなんと2位に選ばれました。みんな飾り付けがんばってたので、よかったよかった。

一応記念写真。

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街はお祭りモード一色。1週間前にはステイ先の家族の女性陣とその友達(いつも私をグループに入れて女子会を開催してくれる。)の夕食会。今週は部署で夜にごはん会を行いました。

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そこでエクアドルでも行われるクリスマスプレゼント大交換会。通称「Amigo Secreto」。「秘密の友達」という意味。日本ではよく音楽をかけて、音楽が止まったところで交換とかありますが、ここでは通常事前にグループ内で名前が書かれたくじを引いておいて、その相手が私の「Amigo Secreto(=秘密の友達)」ということで、その人にあげることをイメージして、プレゼントを買います。そして交換するときは一人一人自分が贈る人の特徴を言って、誰がその人のプレゼントをあげる相手なのかをみんなで当てて、ぐるぐる回していきます。が、しかし、このごはん会には結局全員は現れず、くじを引いていた人も数人現れず。そして私のAmigo Secretoも現れず。結局相方がいない同士で交換しあったりして、事なきを得る。うん、これもエクアドル流。「その人のことをイメージして買った意味ないやん…」とかそういう消化不良な思いは抱いていられません。謎だけど、まぁ、いいです。

定期訪問している学校のクリスマスイベントに少し顔を出したり、最終処分場で働くリサイクル業者主催の昼食会にお呼ばれしたりして、やはりキリスト教色が強い所でのクリスマスはお祝いモードになります。踊り、豪華なごはんを振る舞うなどなど。

そんなエクアドル的クリスマス週間でした。

市役所の受付の女性にあげた折り紙サンタ。受付に飾ってくれています。

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中央公園広場も点灯式を行いました。f:id:reikomiyahara:20181220010811j:plain

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点灯式前には市役所で行進を行い、広場で各学校の子どもたち、高校生たちの歌やダンスの発表会があって、無事点灯。いつになっても発表会が終わらず、点灯されないので一度家に戻って休んでたら、点灯されていました。

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これは学校イベントでの様子。

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ちょうど前日彼らに折り紙のクラスをしたばかり。色を塗りだすと夢中になり、何よりも大切な休み時間まで残ってみんな色塗りしてくれました。

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そして、1ヵ月ほど前から日本語クラスを始めました。市役所で働く同僚の妹Salomé(サロメちゃん)。1、2回やって飽きて終わるかなと思っていたけど、今のところまだ楽しんで勉強してくれています。ひらがな、カタカナ、自己紹介、これは何?と質問し、それに答えるというところまで1ヵ月かけて進みました。すごいね!

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Isla de Galápagos~後編~

イサベラ島最終日はツアーには申し込まず、私たちだけで動くことに。シュノーケルセットを1日借り、まずは歩いて行ける港の近くのシュノーケルスポットに。

そして午後は自転車を借りて島の奥の高台へ。展望台からの景色がとっても壮大でした。

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景色もきれい。

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奥に入る手前に住民たちのお墓も。まだ新しいのかきれいでした。

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高台からの眺めは壮大でした。向こうに活火山があります。

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左の木の上にはペリカンが座ってる。

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イサベラ最終日を終え、翌日また早朝発の船でサンタ・クルス島へ戻り、ここで1日半過ごしました。

ウミガメの産卵期に彼らがたくさん集まることから名づけられた「Tortuga Bay」。「亀の砂浜」。

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50分ほど歩くと砂浜に出ます。

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サンタ・クルス島の港から船で5分もかからないところにあるスポット。なんだか洞窟感があってすごいところでした。

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ウツボも発見。

塩田もある。

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お気に入りの1枚。

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ガラパゴス最後の夜はみんなで海鮮市場へ。みんなでエクアドルで培った値切り術でお店のおじさんとおばさんに値切りまくると、やはり欧米人観光客が多いので値切る客は珍しいのか、あきれられる。醤油を持ち込み、おいしい海鮮が食べられたので良し!

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そして翌日、サンタ・クルス島からグアヤキルへ飛ぶ飛行機でエクアドル本土へ戻りました。国内だけどいろいろな意味で国外のような、貴重な1週間が終わりました。

 

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任地に戻って、先週からはもうクリスマスモード一色。次回はそんなクリスマスモードに浮かれる配属先や街の様子を紹介しようと思います。では~。

Isla de Galápagos~前編~

エクアドルにいるからには絶対に訪れておきたい場所、世界遺産ガラパゴス諸島。そう、ガラパゴス諸島エクアドルにあります。スペイン語でIslaが「島」、ガラパゴスは「ラ」の部分にアクセントがつき、「Galápagos」となります。

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12月の1週目に1週間お休みをもらい、ガラパゴス諸島に行ってきました。メンバーは環境教育の同期と後輩隊員で私を含めて5人。この中には今回ですでに2回目のガラパゴスという強者もいて、いろいろ教えてもらいながら内容を決めました。ガラパゴス諸島では島に入る人はみんな、島への入島料が必要です。外国人は100$、くぅ~、高い。この入島料はエクアドル人も払うのですが、エクアドル人だと20$と100$に比べると格安。そしてこれはなんと私たちのようなエクアドル在住者もエクアドル人と同等の扱いになり、20$で入れる!ということで余計に「この期間に行っておかなきゃ」という気持ちにさせてきます。

ガラパゴス諸島は島なので、本土から島に入るには飛行機。島間の移動は船がメインです。エクアドルには主には4つ国内空港があり、首都キト、最大都市のグアヤキル、第三の街のクエンカ、私が首都に行くときによく利用する一番任地から近いロハ空港の4つ。ちなみにこの中で国際便が出ているのはキトとグアヤキルからのみ。そしてガラパゴス行きの便が出ているのもキトとグアヤキルのみ。最大の街のグアヤキルは国内空港の中では一番海に近いところに位置しているので、キト発の便も一度グアヤキルを経由してそこでさらにお客さんを乗せてガラパゴスへ入ります。ガラパゴスまではグアヤキルから飛行機で約1時間。

ということで、まずは陸路移動。任地ヤンササから12時間かけてグアヤキルまでバス移動、翌日朝にグアヤキルの空港からガラパゴス行きの飛行機でついにガラパ入り。

ガラパゴス諸島は諸島と言われるだけあり、いくつかの島から成ります。諸島の部分を拡大するとこんなかんじ。この島々がガラパゴス諸島

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今回は右のサンクリストバス島、左の大きいイサベラ島、真ん中のサンタ・クルス島の3つを訪れました。グアヤキルからサンクリストバル島行きの飛行機でまずはサンクリストバル島に降り立ち、ここで2泊、そして船で一度サンタ・クルス島へ、ここで少し観光しこの日のうちにイサベラ島へ。移動の日も入れてここで3泊ゆっくり観光。そして最後にまたサンタ・クルス島に戻り1日半ほど過ごして、ここからまた飛行機でグアヤキルに戻るという行程でした。サンタ・クルス島がガラパゴス諸島の中では一番の中心となっています。サンクリストバル島、イサベラ島はサンタ・クルス島に比べると人も少なく、ゆったりした時間を過ごせます。島間移動はすべて船。前にプエルトロペスという海岸の街で船に乗ったときに相当な船酔いをしたので、今回は酔い止めでしっかり対策をして船に。前ほどひどくはならなかったけど、それでも私は酔ってました。

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ガラパゴスでは、島に降りて少し歩いたらもうアシカやイグアナがいたり、テレビでしか見ないだろうなと思っていた世界が広がっていました。あとはほんとに欧米に海外旅行に来ているかのような物価の高さ。きっとこの世界遺産を保護するための維持費もたくさんかかっているのだろうと察しますが、これだけ高かったら現地のエクアドル人はやはりなかなか来れる観光場所ではありません。実際には日本で過ごしていたころの物価とガラパゴス物価はそう変わらない気もしますが、特にごはんや乗り物の物価がエクアドル本土では安いので、それに慣れた今、すべてが高く感じました。そして旅行客は欧米人がほとんど。島では英語が公用語なのかと思うくらい旅行客には英語での案内がふつう。ガラパゴス出身のエクアドル人や本土から働きに来ているエクアドル人も英語が達者。みんな英語で話しかけてきます。物価、言葉から外国にいるような、そんな気持ちになりました。英語がほぼ聞き取れなくなった今、一緒に行った隊員と中学英語の復習をしながらガラパゴスの島を歩いたりもしました。

ガラパゴス日記は写真も多いので2回に分けて書きます。まずは前編~サンクリストバル島・サンタ・クルス島編~。

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12月2日朝にグアヤキルを出発し、サンクリストバル入り。少し散策するだけですでにアシカ。

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そして翌日、いよいよ2日目。この日に島の1周ツアーに参加。ガラパゴスでのシュノーケリングです。

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ウミガメもふつうに泳いでる。f:id:reikomiyahara:20181219003419j:plain

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こんな壮大な岩も。

この岩は「León dormido」と言って、「ライオンが寝ている」という名前がついているらしい。

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アシカがたくさん。

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トカゲも。

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私たちも休憩。写真の奥に座っているのが私です。

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ごみ分別も任地同様一応3種類ありました。

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3日目早朝には船でサンタ・クルス島へ移動しました。2時間ほど揺られ、サンタ・クルス島に上陸。

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ここで午後に出発するイサベラ島への船の待ち時間を利用して、「チャールズ・ダーウィン研究所」へ。

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ここで長年ボランティアをしているというパナマ出身のいかにも研究者風のおじさま。

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研究所内はイグアナスポットが多かった。

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イグアナ同士や何か外的に対して威嚇態勢を取ると、イグアナたちは顎をガクガク震わせる。それがけっこう恐怖。

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フィンチという鳥。

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研究所を一周して港付近を少しだけ散策。港近くの海鮮市場。

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市場のうしろにはアシカ、ペリカン、イグアナ。

伊勢えびも。

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そしてイサベラ島へ向けて出発しました。イサベラ島に着き、また翌日からの行程を決め、夜ごはん。島に入るときには、禁止のもの、密漁したものを持ち込んでいないかチェック。植生保護のためりんご一つでも見せなければいけなかったり靴についている泥もきれいに払わないといけなかったりします。

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そして翌日、イサベラ島1日目。イサベラ島は一番面積が大きく、なんだか一番ゆったりしていました。

イサベラ島の教会。

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市役所管轄の市場。ここで朝ごはん。定番の大好きなエンセボヤード。

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この日は午前午後ともにツアーに参加しました。午前は「トンネル」と呼ばれる岩が凸凹に形成されたおもしろい場所を一周し、その後いくつかシュノーケリングスポットに行くもの。

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タツノオトシゴスペイン語では「caballo del mal」。直訳すると「海の馬」。

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そして奥には眠っているのか休んでいるのかサメ。

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午後はカヌーを漕いでシュノーケリングをして帰ってくるというもの。ここではペンギンも見れて感動。

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そしてイサベラ1日目が終了。後編へ続きます。

Artes Vivas!!!

タイトルは先日行われたロハのお祭りの名前。

「Artes」とは「芸術」、「Vivas」は「生きている」という形容詞、もしくは感嘆詞にして「最高!」というような意味でも使われる言葉。ということで、「芸術、アートな祭り!」ということがなんとなくタイトルからも伝わってくるお祭り。

このお祭りへの参加のため、環境部会のあとはみんなでロハへ。環境隊員メンバーもみんな、部会後で疲れている中お手伝いで参加してくれたり、他にも遠いところから来てくれた隊員もいました。

部会を2日間終え、3日目に少し私の任地を観光してもらったあとで、夕方みんなでロハへ移動。土日お祭りの音楽隊で一緒に歌ってくれることになっていたDavidも一緒にバスで向かってくれました。

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f:id:reikomiyahara:20181201083507j:plainそしていよいよお祭り当日。準備をバタバタとして、一応朝の10時からブース開店、内容は習字と浴衣の着付け。音楽隊は11時からとしていましたが、機材が到着しないとかで結局12時くらいから始まりました。これはエクアドルあるある。機材担当の青年は市役所の調整役が全然動いてくれないとか言って私にグチったり、この1日目の市役所側の機材の準備不足のおかげで、2日目は音響機材なしで、マイクなしで演奏しなけでばいけなくなり、でもDavidも歌ってくれて、お客さんも盛り上がってくれて、私たちも両日どちらもとてもたのしい時間を過ごすことができました。

音楽隊の前に来てくれたお客さんたち。

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この日はマイクなしだったので、叫びながら自己紹介。

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習字、着付けのスペースにもたくさんの人が来てくれました。

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日曜日、2日目だし少し気もゆるんで、朝少しゆっくりめに行くと音楽演奏を待つキトの音楽学校の学生たちや前日に仲良くなったロハの学生たち、何かで聞きつけて来てくれた人たちが私たちがブースを開けるのを待っていてくれました。そうそう、ロハの地元テレビの取材も受けたりも。これも貴重な経験かな。

1日目にブースに立ち寄ってくれたロハの大学生グループ。

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彼らは授業の一環で自分たちで創作した日本で言うスゴロクゲームのようなもので、ロハの地図のボードにそれぞれ観光名所ごとに1から40ほどまで数字がふられ、そこにパチンコ玉が落ちると、その観光名所の歴史やトリビアを教えてくれるというゲーム。無理やりやらされた割にはとてもたのしいゲームでした。この学生たちも好青年たちでした。1人は日本文化にとても興味津々、みんな手作りアクセサリーを家族に持って帰ろうとじっくり選んでいました。

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私も2日目は浴衣を着て広報。着付けてもらい、そして着付ける。

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夜、みんなでロハの街を歩いていると、Davidを含めたPatiの家族、任地に帰る前のステイ先の家族に会ったりして、これも任地近隣でこういうイベントがあるからこそ、新鮮なかんじでした。Davidには私がいるうちにもっと他の日本人に接する機会を作れたらいいな。特に男子だと彼も話しやすいのかなとも思います。男子隊員とはすぐ打ち解けていたかんじがしました。

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手作りピアスコーナー。

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Davidも私以外の日本人と話すことができて、音楽共演もできて、とても楽しそうにしていたし、「トテモ タノシンダ!!」と私に終わった後で言ってくれました。ステイ先の家族も見に来てくれたりして、Davidを巻き込んでのいいイベントを行うことができ、みんなにとって良い思い出になりました。忙しかったけど、任地の近くでこういう日本人だからこそできるイベントを企画できてよかったです。

このお祭りは「アート」を謳っているだけあって、お祭り期間はいつにも増してさらに街の様子もとてもおしゃれに飾られます。

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道にチョークで絵を描くのはここ数年恒例らしく、中にはとっても芸術的な絵も描かれていました。こういうのは主催者の目に留まると来年写真が道に飾られる。

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そしてそして去年見逃したプロジェクションマッピング。日本でもあまり見たことなかったけど、まさかエクアドルで見れるなんて。これを見ていた間は本当にエクアドルにいることを忘れていました。

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聴きに来てくれたステイ先の家族と。

Yantzaza集合!

11月21日、22日は環境教育部会を私の任地で開催、エクアドルの環境教育ボランティアがYantzazaに集合しました。ふだんはキトや他の街に旅行に行くときにしか会わない日本人たちが私の任地に7人も来て、市役所で会議を行うのはなんだか自分でも不思議な気分になりましたが、でもそれ以上にとてもたのしかったです。

環境教育部会は私たちの隊次が到着したあとに先輩隊員が立ち上げてくれて、1回目は先輩隊員の任地であるトロンカル市というところ、2回目はキト、3回目は今年の6月に勉強会という名目でカウンターパートや同僚たちも呼んでキトで大きめのイベント、4回目もキト、そして今回私の任地という2018年の部会の活動内容でした。6月の勉強会以外で2回キトで行っているのは、いつも公務で首都にあがるときに合わせて定期的な情報共有の部会を行っています。

 そして今回私の任地でやることになった経緯は、いろいろあるけど、一番は私の任地が分別のシステムが一番進んでいるということ。また最終処分場の管理も他の街に比べるときちんと管理されているところもあるので、私の任地の廃棄物管理システムを見ることで各隊員の任地での今後の活動に生かすということがありました。

私の任地には分別の制度があり、分別の種類は3つです。生ごみとリサイクルごみとリサイクル不可のごみ。これはエクアドル国内で見ても分別制度としては進んでいる自治体だと思います。なんでもオルランドが言うには3つの分別を持っているのは、国内で私の任地とガラパゴス諸島のどこかの市だけだとか。個人的にはまだ信じれていないこの情報の信ぴょう性はいつか裏を取りたいと考えているところです。他の市では、分別制度が一切なく、すべてすべて一色淡だったり、あっても生ごみか一般ごみの2つまで。しかもその2つの分別があっても、もう何がなんだかわからなくなって、住民もすべて一緒に出して、回収する方も一応生ごみの日であっても出されたごみをとりあえずすべて回収するみたいなことになっている自治体も多いです。そういう点で、私の任地でどういう風に分別制度が機能しているのか見よう!ということになりました。私も今たまに学校で分別練習のゲームを行ったりしているので、その授業見学もしてもらうことになりました。

ということで、招致側として2日間のスケジュールを立て、調整したりと部会2週間前くらいからは忙しい日々を過ごしました。1日目の朝は市長にみんなでご挨拶、そのあと今回の部会では新隊次が1人増えたので、顔合わせも兼ねた各任地の情報共有を1日目午前中に行い、午後はオルランドに分別制度を導入したときとそれまで、これまでのヤンササの廃棄物管理業務の歴史についてを話してもらいました。その後、現在地元金融機関とコラボして行っている分別啓発イベントがありますが、その検証作業に同行してもらい、その後最終処分場へ案内。

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処分場へ。この再分別用のベルトコンベアーが私の任地のように機能しているのはとてもすばらしいほうです。他の街では、機械があっても(寄付されたのに)使われていない、使われるためのシステムがそもそもないとか、それが現実だったりします。

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処分場では2人目のカウンターパート・マヌエル中心に案内してくれて、現カウンターパート・ホアンカルロスも付き添って一緒に説明したり、忙しいのに時間を割いてくれました。この日はこれまで関わった3人のカウンターパート全員に協力してもらいました。

2日目の午前中は私が毎週授業を行っている学校でクラス、今回はせっかくなので他の市で道徳授業を中心に行う隊員に協力してもらい、一緒に授業、午後は市役所に帰ってきてみんなでまとめというかんじでした。

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f:id:reikomiyahara:20181201054421j:plain分別ゲーム。部署の同僚も協力してくれました。

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他の街で「道徳教育から環境教育を考える」(これはきっと隊員ならみんな共感するはず)という理念で授業を行っている隊員とコラボ。彼女メインに今回は「みにくいアヒルの子」から差別、いじめについての話とロールプレイを行って、見てもらったりしました。

これまで半年ほど継続して行っているこの学校。そんなに大きな規模の学校ではなく、少し田舎、先生がとても熱心(だから私の授業を受け入れてくれたのかな?)、いろいろな意味でここで授業を継続することができてよかったなと本当に思っています。ここの子どもたちと接するのも日常になった気がします。

処分場に行くための車の手配だったり、会議室の予約などなど、同僚にお願いして協力してもらう場面も多々あったけど、これも良い経験でした。会議室もね、3週間ほど前から書面で予約申請していたのに、事前に確認すると「わからない」とか「他の会議入れたかも」みたいなことになったりして、意味わからなかったけど、まぁなんとか予定通りおさえることができました。

カウンターパートは1日目の午前中にコーヒーとウミータというエクアドルの一般的な軽食を差入れしてくれて(前々から差入れするからと私に言ってくれていました。)、彼なりに他のボランティアに対して「ようこそYantzaza!」の気持ちを表してくれているのが伝わって素直にうれしかったです。ウミータは人数分より多めに用意されていたのですが、すぐに余っているか確認し、その後そそくさと余りを自分たちの事務室に持ち帰っていったのはエクアドル人らしいなと思いました。1日目処分場の移動のときはいつにも増して車の時間など向こうから確認してきてくれたりと、気にしてくれているのが伝わってきてありがたかったです。

お昼休みもまとめのための資料準備、日本人はまじめかも。

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なんとか予定していたとおりのプログラム内容で2日間を終えることができたので、一安心。なかなか他の市ですぐに応用するということは難しい部分も多いのはわかっていることだけど、それでも「百聞は一見にしかず」でこれまで私が言葉でしかみんなに伝えていなかったことを実際に見てもらえたのでよかったかな。

 

任地では9月頃から隔週木曜日に「Noche de Talento」というイベントが行われていました。「Noche」は「夜」、Talentoは「才能」という意味。市役所の文化振興課主催のアート、芸術イベントで、絵画、ダンス、音楽の発表会です。

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大きなイベントなので、発表したい人がみんなできるという訳ではなさそうですが、この文化振興課の同僚とこの前一緒に演奏したことがきっかけで、私をプログラムに盛り込んでくれて、ちょうど私の出番が部会2日目の夜とかぶり、他の隊員たちにも見てもらうことができました。音響設備もしっかりした舞台で、とてもたのしく、気持ちよく文化振興課の先生をする同僚2人と演奏することができたし、また任地に日本人がいることをアピールすることができたかな。ここではエクアドルの曲を3曲、聴きに来ていた市役所の同僚たちもとても気に入ってくれました。ふだん不愛想な隣の部署のおじさんが演奏後に私に「グー」と合図してくれたのは少し驚いたけどうれしかったです。

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そしてこの同僚2人と演奏したあと、もう1曲時間をもらい、ステイ先の日本語を勉強するDavidと2人で日本の曲を演奏しました。曲はDavidが大好きなスキマスイッチの「奏(かなで)」。彼にとってとてもツボな曲らしく、私が任地に到着したときから「奏」推しでした。

熱唱後のDavidと母Patiと環境教育隊員たちで記念写真。私も参加記念にTシャツと賞状を拝受。

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そして11月16日から約2週間開催されていた隣の県ロハでのお祭り「Artes Vivas」。このお祭りへ日本文化紹介のブースを出すことになっていましたが、任地での環境部会のあとで部会メンバーもお手伝いしてくれるということで、みんなとロハへ移動してお祭りへ参加。この様子はまた次回以降で。何はともあれ、環境部会 in Yantzazaが無事に終わってよかったです。

部会2日間を終えて、翌日、みんなでロハに移動する前に、観光スポット「Guayacanes」という滝スポットへ。部署を統括する地域開発局の上司が遊歩道の定期巡回とごみ回収を兼ねて案内してくれました。ありがとうございました!

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みんなで。

podocarpus

今回は最近訪れたポドカルプスという国内の国立公園について書きます。

このポドカルプス国立公園は、私の任地があるサモラチンチペ県と隣の県のロハ県、2つの県にまたがる大自然を保護した国立公園です。ちなみにポドカルプスという名前は木の名前らしい。

 サモラチンチペ県側、ロハ県側ともにどちらの県からも公園入口があって、サモラチンチペ県側から入ればエクアドルのオリエンテの気候と景色を、ロハ県側から入れば、エクアドルのシエラのそれらをたのしむことができる、というスポットです。公園内には様々なコースがあり、動植物、展望台からのきれいな景色、サモラチンチペ県側から入ると川やたくさんの滝に出会うことができます。また奥の奥のほうには大きな湖もあるようで、とにかく広大、雄大です。湖までたどり着くためには、2泊のキャンプコースとかなので、もちろんキャンプマニアにはもってこいのコース、それはそれはキツイんだろうなと思います。

 

前回のブログに書いたように、11月のはじめにあったこの前の連休を使って、ロハ県側の入り口から遊びに行くことになりました。こちらは入り口までの交通の便が良く、ロハのバスターミナルからバスで50セント、20分ほどで着くことができます。ロハ市はすでに市内で標高2000メートルほどになりますが、そこから登っていくので、まぁ標高も少しずつ高くなっていきます。ということで気候も涼しい、雨とか降ると寒いというかんじだと思います。それでも歩いているとけっこう汗ばみました。国立公園全体の入り口から保護区内の遊歩道があるコースの入り口まで8キロあるということで、しかも標高2000メートルで登り坂、できればタクシーで行ったほうがよいと入り口のスタッフには言われたけど、ちょうど見つからず、とりあえず歩くことに。40分ほど登り、2キロを過ぎたあたりでちょうどタクシーに遭遇することができ、そこから車でさらに7分ほど登り、やっと遊歩道コースの保護区内入り口に到着。

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そこからいくつかコースがありますが、今回はいくつか簡単に回れるコースを組み合わせて、合計2時間半ほどで出てきました。

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景色はやはりシエラ。前日に雨が降ったりもしていたので、湿っぽいかんじもありましたが、高山地帯というかんじの景色。一番高台からの景色、きれいでした。保護区内から出てきて汗をかいたあとの高山の風はとても寒かったので、やはりここはシエラだなと思いました。

 

 そして先週、意図せずにも偶然土日でサモラチンチペ県近隣に住む仲間とサモラ側からポドカルプスに入ることになり、ポドカルプスのサモラチンチペ側からたのしむことができました。

となりのロハ県から同期1人、上のモロナサンティアゴ県から先輩1人という組み合わせ。こちらのほうの入り口はバスターミナルからタクシーで15分ほど、それでもタクシー代はエクアドルは日本に比べたら全然安いので、15分乗って4ドル、3人で乗ると1人1.5ドルしないという、そういう相場です。まぁこれはもちろん任地のような田舎、大都市からは離れた市ではそうですが、キトやグアヤキルといった大きな都市は私達ボランティアからしたら&きっと市民にとってもけっこう高い。イベントと重なるとぼったくられたりもするので、都市部のタクシーはどうしても使わなければいけないこともあるけど、私はあまり好きではありません。

話を戻して、無事サモラ側の入り口に着き、またそこから2,30分登り、こちらも保護区内の入り口へ。お兄さんに説明してもらい、今回は3つのコースを組み合わせることに。いろいろな動物の調査のため、公園にはカメラが設置してあって、それらには熊やヤマネコのようなタイガーの少し小柄バージョン、猫との中間のような野生の動物も映り込むことがあるということで、その写真を見せてもらったりもしました。

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サモラ側からのコースはやはり滝や川や植物も任地と同じ、熱帯に植生するようなものが多く見られました。

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とても晴れた良い天気の日だったので絶好の滝日和、川日和でした。入り口でお兄さんにここの保護区内の水はすべて飲めると言われ、「まぁ必要ないかな」と軽く考えていたら、思った以上に水の減りが早く、結局私は水を飲んでみることに。一番きれいな湧き水スポットでペットボトル1本分を汲み、ごくごくと飲んでしまいました。お腹にくることも覚悟していたけど、その後特になんともなりませんでした。よかったよかった。エクアドルでもほんとにきれいなお水はそのまま飲めるということがわかったかな。

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全長30メートルという滝スポットと川の流れを近くで見れるスポットまで行き、少しゆっくりしたり、水に入ったりして帰還。

エクアドル、特に任地のほうでは、休日や時間があるときに家族や友達で「滝、水辺に出かけ、そこで遊ぶ」というのがとても一般的な、そして一番人気の「リラックス」方法。「水辺でチャプチャプ遊ぶ」というのを表現する動詞は「bañar」と書いて「バニャール」と読みます。ちなみにこの動詞は、「お風呂に入る、シャワーを浴びる」という意味でも使います。

2つの県からのポドカルプス散策はとてもおもしろかったです。特にサモラ側からは時間と機会があれば私はもう一度行ってみたいと思えるすてきなバニャールスポットでした。

この週、サモラ県の県立記念日ということで、街はにぎわっていました。夜もお祭り。

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サモラ市の街中。

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いつも思いましたf:id:reikomiyahara:20181116062016j:plain

いつも思いますが、やはりエクアドルの4つの気候帯それぞれの多様性はほんとうにおもしろい、自然豊かな国です。

連休とクエンカ

先週末、エクアドルは連休でした。土日が重なって4連休。

連休初日は午後まで家でゆっくり。お昼ごはん用に畑にユカイモ(キャッサバ)を取りに行くというので連れて行ってもらい、一緒に収穫。パティとその息子のアドレアン(5歳)と一緒に。

ユカイモの収穫。

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パパイヤの収穫。

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そしてお昼ごはんを済ませてから、今回は前回のブログで紹介したビルカバンバに他の街から同期隊員が遊びにきているということで私は1日だけそこに合流し、翌日みんなでポドカルプスという国立公園へ行ってみることになりました。このポドカルプス国立公園は、ロハ県と私の任地があるサモラ・チンチペ県にまたがる大自然を保護した国立公園ですが、この様子はまた今度詳しく書こうと思います。

 

今回の連休は、南米版「お盆」である「el día de los difuntos」(故人の日)とクエンカという街の独立記念日がくっついて、さらに土日と重なったもの。

ここエクアドルでもこのお盆の日にはみんなお墓に行って、故人を供養します。お花を供え、ろうそくを灯し、お墓でみんなでごはんを食べたりします。故人たちとピクニックをするようなイメージっぽいです。そしてこの時期には「colada morada」というたくさんのフルーツを煮込んで作った甘めの飲み物と「guagua del pan」という人形の形をしたパンを食べる習慣もあります。連休前にステイ先でもcolada moradaを飲みました。colada moradaはいちご、ぶどう、パイナップル、りんごなどなどたくさんのフルーツを一気に煮込みます。お砂糖とシナモンは作る側の好みになり、私はこれまできっとそこまで甘すぎるものにあたったことがないので、いつもおいしく飲んでおり、けっこう好きです。でも人によっては甘いものにあたっているのか、ジャムみたいで甘すぎて飲めないと、隊員の中では好みが分かれます。国立公園からの帰り、ロハの街の中心にはたくさんそれらの出店が出ていました。colada moradaも出ている出店によって、すべて味が異なり、甘さ控えめのもの、酸味が効いているもの、シナモンの風味が豊富なものとほんとに作っている一人一人によって、それぞれ味がちがいます。

 ロハの街のたくさんの出店。

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そしてこの次の日からは、私たちが語学学校に1ヵ月通うために1年ほど前に滞在していたエクアドル第三の街・クエンカで行われるクエンカ祭りへの参加のために移動。ロハからバスで4時間半ほど。ロハからだと近いなと思える移動です。このクエンカには日本人会というものがあって、今回はその関係で、私たちは音楽隊の演奏を行いました。新隊員さんもいて、はじめましての方も多い中、コーラス隊や楽器隊も新たなメンバーが加わり、エクアドル協力隊による音楽隊はより大きなグループになっています。演奏も無事終了し、クエンカに一泊して任地へ帰ってきて、連休終了。

クエンカのおすすめ楽器屋さん。彼はLuis Gonzalez(ルイス・ゴンザレス)さん。ルイスは名前、ゴンザレスは苗字、日本で言う「鈴木一郎」さん並みにどちらもエクアドルでは相当一般的な苗字とお名前です。

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ケーナという民族楽器の縦笛。

店構え。

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やっぱりいつ見てもきれいなクエンカの中央に位置する教会。

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今回は中にも入りました。

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パレード。

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川沿いで練習する音楽隊仲間と私は当日合流。こうやって音楽隊はいつも前日当日に合わせてそのままぶっつけ本番ということもよくある。

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昨年はいろいろなつながりが重なり、このクエンカ祭りにも日本の文化紹介ブースや大使館のブースが出展されていましたが、今年は音楽隊のみになりました。それでも2年エクアドルにいるうちの2年連続で、同じ時期にクエンカに来られて、イベントにも参加することができました。

クエンカ泊の夜、何人かでベトナム料理屋さんへ。そこのフォーの味に、南米にはないアジアのやさしい味が一層体に染み渡りました。先輩隊員の知り合いにこのベトナム料理屋さんの近くでお店をやっている日本在住歴20年ほどのおじさんがここクエンカにもいて、会うことができました。お店の名前は、その名も「大阪ラーメン」(oosaka ramen)。かなりの日本通で相当日本語を誰かと喋りたい欲に駆られているかんじがすごい伝わってきたし、「うちに遊びに来て来て」というなんとも言えないゆるい雰囲気と関西弁がかわいいなと思わせる、そんなおじさんでした。日本のラーメンの味と、日本の本来のお寿司を知っており、ここで出すラーメンの味は「日本ほどおいしくはできない、ちょっと違うよね」、「お寿司も日本のものとは違い、コッチにうけるように改良しているから」と本人があっさり認めているあたりも憎めないかわいらしいかんじでした。そのおじさんに会って、ベトナム料理屋さんでお話しして、お別れ。

 最後にクエンカでずっと行ってみたかった「Turi」(トゥリ)という見晴らしがとっても良い場所へ。

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さてさて今月末には少し大きめのイベントが2つ重なっています。1つは私の任地Yantzazaで環境部会を開催しようということになり、現在開催側としてカウンターパートなどとスケジュールを調整中です。もう1つは今月ロハの独立を記念して行われるお祭りへの日本文化紹介ブースの出展。現在、恒例の書道、浴衣の着付けを出展予定、音楽隊もできたらいいなと企画中。

各ボランティアにも参加とお手伝いを募っているところです。このロハのお祭りへの出展は今年が初めてで、昨年このお祭りに遊びに来てからというもの、来年は出展側として参加できたらいいねと同じ南部隊員の同期とずっと話していたこと。少し前に主催者であるロハ市役所の担当者に直接交渉に行き、快諾してもらったチャンスです。ロハ市役所担当者とのやりとりもしながら、任地で環境部会の準備と少し慌ただしくもありますが、無事に終えられるといいなと思います。環境部会、ロハ祭りともにどちらも、来てくれる他のボランティアにとっては私は招致する側ということで、果たしてどうなるのかな~。この様子もまた報告していきます。 

任地のお墓。スペイン語では「sementerio」。

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お盆後のお墓はごみがたくさんでした。連休に入る前にはお墓に臨時でごみ用のコンテナとタンクを設置しなきゃと、とうちの部署に話が舞い込み、カウンターパートであるホアンカルロスはいろいろな部署と連携しながら設置を進めていました。設置する気配がなかったら私から提案しようと様子を伺っていたけど、連休前日ギリギリとはいえ、ホアンカルロスがちゃんと仕切ってやっていた様子だったので、何も口出しはせず確認だけにしました。それでもみんな夜にお参りに来るというのもあり、ごみは散乱。連休明けはここを掃除してくれる職員を配置することから始まりました。

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お墓は上のほうは少し高台になっているので、任地を流れるサモラ川を上から眺めることもできます。

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